blog

椅子の高さ

yamamoto2号

IMGP6044

知り合いのお宅にお邪魔した時に座った椅子です。

(CLAPで製作した椅子ではありません)

 

主人  :『この椅子、座りにくくないですか?』

Yさん:『これやろ〜、これで座骨神経痛になったとよ』

主人 :『これ、高すぎですよ。脚を切りましょうか』

 

簡単に説明するとこんな会話でした(笑)

で、脚を切ることになりました。

 

切る前にBifore写真を。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

床から座面までの高さは45cmありました。

私、身長が159cmです。

オシリを深く入れて座った状態です。

 

かかとは完全に浮いてますし

太腿の裏側が椅子の角に圧迫されて痛いです。

この椅子に長時間座っていれば

座骨神経痛になるのも頷けます。

 

(Yさんのお宅にお邪魔したときは

少しでも座りやすいように厚めのクッションが敷いてあったので

更に高さが上がっておりました)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

女性はよくこんな感じで座りますね。

深く腰掛けない。

これだとかかとはしっかりと床に着くんですが

膝の位置が下がるので、太腿の裏は圧迫されています。

なにより長時間この姿勢は疲れます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

身長173cmの主人が座るとこんな感じです。

それでもかかとが少し浮いていますね。

 

この後、高さ45cmの脚を5cm切って

40cmの椅子になりました。

Afterの写真がコチラ↓

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

どうですか?

かかとがしっかり床に着いています。

太腿の裏も圧迫された感じがありませんよね。

比べてみるとよくわかりますが

座り心地が全く違います。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

主人が座るとこんな感じです。

こちらも違和感なし。

脚を切る前はかかとが少し浮いていましたが

この高さだとしっくり落ち着きます。

私と10cm以上身長差があっても、こんな感じです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最初は1脚だけ切ってお渡ししましたら

やっぱり座り心地が良くなったみたいで

結局4脚全部40cmに切りそろえました。

 

何気なく座っている椅子の高さ

1cm違うだけでも随分座り心地って変わります。

 

椅子は元々西洋から入ってきたものですので

日本人の体型には少し高いです。

まして日本人は家の中で靴を脱ぎますので

さらに高さが合いません。

 

そうとは知らずに高い椅子やテーブルを

日々使っている方が多くいらっしゃるようです。

自分にあったサイズを知っている人は意外に少ないのかもしれません。

 

そう言ってる私も高さの事など全く気にしてませんでした。

66cmのテーブルを使うようになって初めて

1cmとか2cm違うだけで全然使い心地が違うのを知りましたし

椅子も座り比べてみて初めて

高いとかちょうど良いとかを感じるようになりました。

 

『ウチの椅子の高さって何センチ?』

 

一度ご自分が使っている椅子の高さを確認してみてはいかがでしょう。

もしかしたら41cmとか42cmとか。

それよりもっと高いかもしれません。

 

新しい家具を買わなくても

椅子の高さを自分サイズに合わせてあげるだけで

日々の暮らしの質が向上しますよ。

 

CLAPで製作した椅子でなくても

木製の椅子であれば脚を切ることはできますので

どうぞお気軽にご相談ください。

 

ABOUT ME
山本 直毅
山本 直毅
家具製作者/家具工房CLAP代表
ブラックウォールナットやチェリーなどの無垢材を使って、椅子やテーブルを製作しています。 趣味はバイクと釣りと養蜂。 最近は塊根植物も育てています。
記事URLをコピーしました